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[2004.10.08]
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conflicting viriis.
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▼New Trojan program squashes adware(Computerworld)【英語】
http://www.computerworld.com/securitytopics/security/holes/story/0,10801,96455,00.html
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quote:新種のトロイの木馬,ダウンローダー・ルーニーは,パソコン上で面倒な広告活動を行うアドウェアを削除する機能を持っている。が,よいことだけではない。ほかのトロイの木馬と似て,ウインドウズの設定を変更して遠隔地からファイルのダウンロードができるようにしてしまうと,シマンテック社は警告している。ルーニーはアドウェアのプロセスを停止し,システムからアドウェアのファイルを削除しつつ,ウインドウズのホストファイルを修正して,一部のウェブページへのアクセスを遮断してしまう。
「『ドック』と云うウイルスが大はやりし,その特徴がニュースサイトでもてはやされた。ドックはパソコンにパックドアを仕掛けると同時に,数週間前から大流行のウイルスである『ダック』のタスクを終了させると云う機能も持っているのだ。『ダック』は無駄なメールを連発して,大企業などではネットワークの遅延が起こるほどの被害を生んでいたため,ドクター・シマンテックを呼ぶよりもドックに駆け込んだ方が速く障害を直せるかもねと揶揄されるほどだった。
だがそれから1週間ほど経ち,また新しいウイルスの拡散が報告された。『ルック』と呼ばれるそのウイルスは,パソコン内のファイルを複数のアップローダに次々アップロードしてしまうという害悪を持っていた。が,それを実行すると同時に『ドック』のバックドアをふさぎ,『ドック』のファイルをすべて削除してしまうという性質も持っていた。このダック→ドック→ルックというウイルスの連鎖はいろいろな憶測を読んだ。一見,いいヤツと思わせて安心させてもっと悪いことをする,名前も似ているし,同じ作者のウイルスなんぢゃ? と云われた。が,一部の人間は誰が作者なのか気付き始めていた。
ウイルスのヘッダ部分をみるツールがある。同じ作法で作成されたウイルスは,コード内の同じ個所に文字が埋め込まれている。そのツールを使うと,埋め込まれている文字が表示されるのだ。ダックとルックにはあるウイルス作者に対する口汚い罵りがコメントされており,対するドックにもダックの作者に対する罵りがコメントされていた。2人が顔を出していたと云われるIRCを突き止めて顔を出し,話をきいてみると,確かに2人はひと月ほど前にIRC上で大げんかをし,それ以来ログインしてきてないらしい。つまり,一連のウイルス騒動は,2人の個人的なケンカなわけだ。そしてドックの作者と親しい人によると,ドックの作者はまたルックを止めるウイルスをリリース間近だと云うことだった。それは『ハック』と呼ばれるだろうウイルスで,これまでの害悪などまったく及ばないほどの《this text repaired 1 infection(s).》」…。
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